ちはやふるの電子書籍が全巻安いのはどこ？おすすめの安く読む方法を徹底調査！

嫌われる様な悪役が居ないところがとても好きです。他の漫画ですと、倒すべき悪の敵が居て倒すために主人公が成長してゆくことが多いし、学校ものでも、敵が死んだりはしないものの、性格が悪いなど読者から嫌われることが多いです。しかしこの漫画は敵役でも全員かるたに夢中で生きてきた人物ばかりで、またそれぞれに悲しい過去があったりします。どのキャラクターも憎めないという部分が凄い良い漫画だと思います。またちはやが美人なのがとても伝わってきます。他のキャラクターも可愛いけれど圧倒的美人である千早を書くのがすごいなと思います。逆に普通の女子高校生の絵を書くのもとても難しいと思うのですが、かなちゃんの素朴な感じなどよく出ていると思います。また、かるたの情景が書いてあるところが見どころだと思います！日本ならではの風景の美しさ、人々の様々な心情を絵にして書くのはとても難しいことだと思うけれど、そのページを開いた瞬間、カラーデないにもかかわらずわあ綺麗！となるし、思わずそのページに魅入ってしまいます。また！当然といえば当然ですが、恋愛の描写がとても良いです！！幼なじみで“友達”としか太一を見ていないちはやにもどかしい気持ちを覚えますが、それがたまに太一が見せる愛を引き立てています！キュンキュンします！！

絵が綺麗でとても見応えのある作品。競技かるたというマイナーな題材を扱う斬新な漫画。女性向けの漫画とおもってしまいそうですが、いやいや男性も楽しめるような作品となっています。主人公のかるたにかける情熱がやばいです。一見、他人からしたらかるたなんてあそびであって、そんなところを頑張っても意味がないとか自分だったら思ってしまいそうですけど、好きなことに一生懸命になれる美しさを見事に表現されている作品だと思います。これをみて、私も自分が心の中であきらめていた夢とかやりたいことをもう一度奮い起こしてがんばろうっておもえるような作品。誰かに馬鹿にされようが意味がないと言われようがそんなこと主人公にはおかまいなしなんですよ。大事なのは好きなことややりたいことと自分が向き合う姿勢を学ばせて頂きました。話も面白くて、主人公のかるた好きと他者をまきこむ力に思わず、くすっと笑えてしまう。恋愛要素もすこしあるんですが、主人公がもうかるたバカすぎて、どっちかというとかるた競技優先で描かれている。かるた×ちょっぴり恋愛みたいな作品かな。とても斬新でこんな漫画初めて読みました。私も競技かるたやってみようかな。面白そうです。

競技カルタのルールを知らなくても、楽しめる作品です。和歌の解説もあるので、古典の勉強にもなります。個人的には、2回目の全国大会編が好きです。千早達にとってはじめての後輩部員、最初はどのように接したらいいか分からず、部員の考え方もバラバラでした。しかし、2年メンバーで話し合い、部の方向性が決まると、それぞれが先輩として成長していきます。特に駒野くんの先輩っぷりは、感動ものでした。1年の時の彼とは比べ物にならないくらい、メンタルが強くなり、競技カルタに本気の姿勢で挑んでいてかっこよかったです。そしてそんな先輩達に続く様に後輩2人も急成長を遂げます。正直なところ、未経験の状態からよくあの先輩達についていけたなと思います。2人のやる気と努力は凄まじいなと思いました。そうして、試合を重ねていく毎に強くなっていく水沢カルタ部の団結力は、全国大会で火を吹きます。ちなみに、全国大会で戦う相手も個性派揃いのチームが多くて面白かったです。競技カルタには色んな戦い方や向き合い方があることがこの漫画を読んでいるとわかります。それぞれの得意不得意をどのように伸ばすのか？あるいは克服するのか？そうした試行錯誤の中でも成長があるので、巻数は多いですが毎回新しい視点で見ることができます。競技カルタを通してできたライバルや友達、そして恋愛のエピソードもこの漫画の面白いところです。

競技かるたの存在を一躍世間に知らしめた、立役者的存在の少女漫画。もちろん、数々の漫画賞受賞経歴はその目のつけどころだけでなく、高校生たちの友情、絆、努力といった普遍的な要素をしっかりと描いているところにあると思います。絵柄は正統派の少女漫画ですし、幼馴染・三角関係といったベタな恋愛要素はあるものの、内容は少年漫画的要素が詰まったスポ根もの。仲間と励まし合い、ときには衝突しながら強くなっていく。その熱量が、多くの読者を惹きつけます。個性的で魅力的な人物が多く登場する漫画ですが、私が応援したくなるのは主人公・千早の幼なじみで共にかるた部を創設する太一。誰もが認めるイケメンで要領も良いのに、実は努力の人で報われない片思いをずっと続けている。天賦の才を持つ千早や新との差を実感しながらも、自分の弱さに向き合い、もがきながらも成長していく姿は押さずにはいられません。まさに、彼こそ真のヒロイン！途中、物語が長くなりすぎているような印象も正直ありましたが、クイーンを目指す千早の物語はいよいよクライマックス。三角関係の行方も気になるところですが、だれが名人・クイーンになるのか。ぜひ、最後まで見届けたいです。

「高校生の青春×部活動」と聞くと、野球部やサッカー部といった運動部、文化部であれば吹奏楽部が取り上げられることが多いです。
しかし、この漫画では「競技かるた部」が取り上げられていることが新鮮で、読めば読むほど興味深く、どんどんはまっていきました。
読み進めていると、人生の転機になりそうな非常に深いメッセージが所々ちりばめられており、私たちが生きていくうえでつい忘れてしまいがちな“大切な考え方”を改めて思い出させてくれる作品であると感じました。
また、それは言葉のほかに、キャラクターたちの行動にもしっかりと表れていて、文字として受け取るだけでなく、絵（シーン）としても受け取ることができる魅力があります。
特に、絵で受け取るメッセージとして、最も印象に残っているのは2度目の全国大会、富士崎高校との決勝戦。
富士崎の圧倒的な強さに押されていた瑞沢が、試合を運命戦に持ち込んだ時、札合わせがきちんとできていたシーンです。
それは、完璧な指導者がいない瑞沢にとっては、過去の試合全てが自分たちの学びの場であり、プラスの力になっているのだと強く感じることができた場面です。
地区予選の決勝（運命戦）では札合わせという技術・知識がなく、経験の差で敗れましたが、全国大会の決勝戦ではきちんと札合わせが出来ており、「あの時の敗北はこの戦いのためにあった」と感じることができました。
敗北は辛く悲しいことだけれど、辛い記憶として留めておくのではなく、“次に活かす糧とする”、“失敗から学び、成功へつなげる”。
作者からのそんなメッセージが隠されているシーンではないかと思っています。
ほかにも、キャラクターひとりひとりの人間性や人生において、大切なメッセージが込められているシーンが多く、この漫画を読むだけで人として大きく成長できる、いわばひとつの“バイブル”になるのではないかと思うほど、大人が読んでも十分楽しめる作品だと思っています。